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塩田職人組合
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途絶えた地域の伝統産業、手漉和紙の復活を

手漉和紙-九州地区紙業の開祖といわれる日蓮宗の高僧・日源氏(筑後の国溝口の人)により約350年前に紙つくりを習ったと伝えられ、田畑の周囲に育成したコウゾを切り取り、大きな釜で煮立てて皮をはぎ、純繊維だけで手漉きにより仕上げています。 鍋野紙は、ひきが強く障子紙・傘紙・提灯紙として重宝され、大正の初め頃までは、地区の8割約60戸が紙漉きを競い、年産3万余貫を長崎方面に塩田港から積み出していましたが、昭和に入り機械紙、西洋紙の普及で需要が激減し、1975年を最後に途絶えてしまいました。

平成12年1月『途絶えた地域の伝統産業、手漉和紙の復活を』を合言葉に、塩田町商工会と鍋野地区の元和紙職人さんとが協力し、商工会の地域活性化事業の一環として、鍋野手漉和紙が25年ぶりに復活いたしました。

現在は、塩田町の鍋野地区に工房を設置し、毎週日曜日、祝祭日に実演や紙漉きの体験を指導しています。今後は再興のために販路を開拓して、町の活性化につなげていきたいと存じます。