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白磁の肌に彩られた文様の中に職人の技が垣間見える
床の間にさりげなく飾られた額皿が、人の心を豊かで落ち着いたものにしてくれます。その理由のひとつは、その焼物の中に、携わった職人達の「想い」や「念」が宿っているから。塩田の焼物は、そんな職人の心で焼かれた逸品。
釜の炎にも負けない、人の情熱の炎が焼きしめたものなのです。
塩田の窯元
明治の終わりから大正にかけて最盛期には50ばかりの窯元がありました。塩田の焼物づくりの伝統と誇りが息づいており、人の心を魅了してやまない職人の技が込められています。
陶土
肥前有田の名で、またヨーロッパでは伊万里の名で知られている「有田焼」の原料の土、陶土は、塩田で作られています。熊本県天草から原料を運んできて塩田で陶石を砕き陶土にして有田、波佐見、吉田等の窯元に運び焼成しています。
からうす谷
塩田の地名に「からうす谷」の地名があります。これは陶土を「からうす」で砕き陶土を作っていたのです。その後「水車」が使われるようになりました。