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塩田職人組合
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石工
金田 政広  刃物師
金田鋸店
〒849-1411 佐賀県嬉野市塩田町馬場下甲2049-2
TEL 0954-66-2431

塩田職人組合
大正初期より代々この塩田の地で鍛冶の技を受け継ぎ、私で4代目になります。うちで作るものは刃はもちろん、柄や鞘(さや)そしてケースに至るまで、私がデザインし全て手作りで仕上げさせていただいています。うちの商品の全てが一品ものです。九州各県、遠くは中国四国まで注文をいただいています。

金田哲郎さん(3代目)のお話
  高熱で真っ赤になった鉄と鋼を調子よく打ち、鍛えてくっつけます。ほぼ毎日鍛えます。
  1cmほど厚みのあった鉄を数mmにまで鍛えます。鋼とくっつけながらさらに鍛えます。それを半分に切り2枚重ねるようにしてくっつけまた鍛えます。いま鉄と鋼をあわせて4枚が重なっています。また半分に切り重ねます。それを鍛え8枚重ねになります。これを繰り返し32枚にまでします。
  さて、この32枚重ねを鍛え、半分に切り重ねると64枚重ねになるのですが、現代の製鉄の技術でできた鉄を使うとこの64枚重ねに耐え切れず、鉄がチリチリになってしまいます。つまり、刃物はできません。ところが、昔の製法で作られた鉄はこれに耐えることができます。炭を使って製鉄された鉄です。
  私はこの製鉄法を習得するためにいろいろ勉強をし、研究をかさねています。習得に何年かかるかわかりませんが、自分で炭を使った鉄を製鉄し、それを鍛えたいというのがいまの夢です。

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