大町たろめんとは・・・
高度成長期、大町町は「杵島炭鉱」の炭鉱町として栄えました。
当時、炭鉱マンに愛されていたのが「たろめん」です。
牛骨等を使用し、しょうがの味がきいた独特のスープが特徴で、うどん麺に豚肉やキャベツなどの野菜がたっぷり入っていました。
昭和39年に先代の味を引き継いだ山本夫婦が平成12年まで「たろめん食堂」として営業。その後、店は閉店し、たろめんも町から消えてしまいました。
しかし、「あのたろめんをもう一度食べてみたい」という声が多く聞かれました。その幻の味をまちづくりに活かすため、有志が立ち上がり、復活させたのが、「大町たろめん」です。
たろめんは大町の歴史がつまった大町でしか味わえない昭和の味。
ぜひ、大町町でご賞味ください。
炭鉱マンにこよなく愛された
大町のソウルフード、
「たろめん」。
昭和の味が今、新しい!
かつて昭和の時代、炭鉱町として栄えた大町町で炭鉱マンに
愛された「たろめん」。当時の味を継承した唯一のお店が閉店した
後、一度途絶えました。しかし、「たろめん」の復活を望む声に、
町内の有志が一念発起。秘伝のレシピを教わり試行錯誤の末、
2010年、ついに「大町たろめん」として復活したのです。
牛骨ベースのスープに
しょうが風味が
アクセント。
多彩な具材も楽しめる一杯。
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◎細うどん麺
ツルツルとしてやや平べったい細うどん麺を使用。スープとベストマッチの相性で主張しすぎず、やさしい食感です。
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◎牛骨のスープ
ベースは牛骨を長時間煮出して作るスープ。これに鶏ガラ、豚の頭肉、えび、野菜、調味料などが加わり味わい深いスープになります。
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◎豚の頭肉
小さなサイコロ状の豚の頭肉。だしとしての役割をしっかりと果たし、なおかつ具材としても活躍しています。
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◎しょうが
濃厚なスープの味と調和しながらもキリッと風味を引き締めるすり下ろししょうが。各店の調理法や時季により風味も異なるのがポイントです。
基本に忠実に。でも、それぞれの「たろめんの味」がある
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家族庵
家族でしみじみと味わいたい、
懐かしの味と空間。家族4人とスタッフで営む食事処。気さくな接客に心温まります。元はうどんが中心でしたが、今は定食や丼も提供。「おじやうどん」は名物です。国道34号沿いにあり、休日の昼時には小上がりもある広い店内が満席になるほど。2代目店主の鈴山謙介さんが作るたろめんは朝から閉店まで牛骨スープを10時間ほど煮込み、うまみがたっぷりでまろやか。しょうがは粗めにおろして風味だけでなく素材感も楽しめる工夫をしています。
豚の頭肉から具材を順番に炒めます。粗めにすり下ろしたしょうがは季節により量を調節。黒い丼、木じゃくしで食べるスタイルは郷愁をかきたてられます。
塩気を調整し、
やさしい味に仕上げています。子どもの頃に一度だけ食べたたろめんの味を試行錯誤しながら再現。塩気が濃かった当時に比べ、今はその7割くらいで調節しています。うどん麺はそうめんの生産で知られる神埼市から取り寄せ、スープによくなじむよう茹でておいたものを使用しています。
基本情報
- 住所/
- 佐賀県杵島郡大町町上大町978-1
- 電話番号/
- 0952-82-3497
- 営業時間/
-
11:00~14:30(OS)
17:30~20:30(OS)
- 定休日/
- 火曜・金曜
- 価格/
- 750円
- 駐車場/
- 有
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さんゆうし
永年地元で愛されてきた老舗店。
思い出の一杯を再現。旧長崎街道本通り商店街の中にある大正9年開業の食事処。定食や丼の提供のほか、お弁当の注文にも応えるなど地元の人に親しまれています。昔、自分自身もよく食べていたという4代目の峰洋子さんが作るたろめんは、当時の味のイメージを大事にした一品。夫の博美さんは「食べた後にごはんを入れてもおいしいですよ」と初めてのお客様にも明るく接し、「奥まった場所にありますが、気軽に来店してもらいたい」と話します。
牛骨や鶏ガラのうまみがとけ込んだスープは一晩ねかせさらに3時間ほど炊きます。殻ごと食べられる有明海の真えびやつるつるとした熊本産の乾麺を使用。
昔の味を知る人からは
「懐かしい」と言われます。お肉から脂が出るので、ラードを使わずスープに浮き出る牛脂を少しだけ使います。その分だしは濃い目にとり、お客様には「昔の味に近くて懐かしい」と言ってもらえます。自家製の鷹の爪はたろめんとよく合い、やみつきになる方も。
基本情報
- 住所/
- 佐賀県杵島郡大町町福母417
- 電話番号/
- 0952-82-2108
- 営業時間/
- 12:00~14:00(夜は要予約)
- 定休日/
- 月曜
- 価格/
- 750円
- 駐車場/
- 有